商学部が新しくなりました

商学部が新しくなりました
商学部が新しくなりました

商学部を、商学科(商学専攻・経営学専攻)と
ホスピタリティ・マネジメント学科の2学科に再編しました

商学部長 今村 寛治

商学は企業をはじめとするさまざまな組織を取り巻く市場の取引を、経営学は組織のなかのマネジメントを対象としています。企業を取り巻く環境は、ICT化の進展や地方創生への期待などによって、急激に変化しています。このような変化に対応するため、2018年度から経営学科(学生数494名・教員数15名/2017年5月1日現在)を商学科に再編しました。経営学科における教育課程や学びの環境を商学科経営学専攻に引き継ぎ、商学と経営学の両者を幅広く学べるようカリキュラムの刷新を図りました。さらに、時代のニーズに対応できるよう、情報関連科目と地域関連科目を充実。ホスピタリティ・マネジメント学科には、ブライダル科目を新設するほか、MICE(大型集客施設)開業にむけての企業と連携した人材育成など、より職業に直結した学びがかなう環境を整えました。

商学部の学び

私たちの生活に必要不可欠な、ヒト・モノ・カネ・情報の結びつきを現実のビジネスに即して学びます。ヒット商品の秘密、組織運営のあり方、銀行業務の実際などについて、最新の理論的な成果でアプローチします。ブランドやSNSなど気になるテーマも商学部で学べます。

商学科では2年次で
商学専攻と経営学専攻のどちらかを選びます

地域の力に直結した学び「くまもと未来創造科目」

地域に直結した学びを展開し、ICT社会における「情報」戦略にも対応したカリキュラムで、2019年度から新たにスタート。
フィールドワークや課題解決型学習(PBL)、地元企業やプロスポーツチームをゲストに迎えた講義が充実しています。

  • 地域とスポーツビジネス

    熊本を本拠地に活動するサッカーやバスケットボールのクラブチーム。地元の応援を受け活躍が期待されていますが、地方のクラブチームは運営に関する課題をたくさん抱えています。その課題を解決し、チームの発展とともに地域の活性化を考えます。

    主な内容
    • スポーツビジネスと地方創生の関わりを知る
    • プロスポーツチームによるゲスト講義でマーケティングや決算書の読み方を学ぶ
    • 試合観戦やボランティアで現場調査
    • チームの課題解決を考えるワークショップ、学生によるプレゼン
  • 地域とフードビジネス

    熊本は気候風土にも恵まれ、農産物が豊かです。ブランド化や加工品の製造、体験型の販売や観光などと結びつけた6次化の取り組みもさかんです。また、海外に展開している外食やメーカーもあります。熊本の「食」を商学の視点から考えます。

    主な内容
    • 食を対象としたマーケティング・マネジメントを学ぶ
    • 熊本におけるフードビジネスの強みを分析・検証する
    • 熊本の農水産物の価値をいかしたブランド化戦略を知る
    • フードビジネスを展開する企業によるゲスト講義で、経営戦略や新規事業について学ぶ
  • 地域と金融

    地域経済において、金融機関は大きな役割を果たしています。金融機関が、地域に密着してどのような活動を行っているか、新しいICTをどのように活用しているか、また社会貢献活動などの多様な活動について学びます。

    主な内容
    • 九州、熊本の経済や地域金融機関の特徴を知る
    • 地域経済における公的金融機関・地域金融機関の役割と課題を学ぶ
    • 米国や中国のローン市場、キャッシュレス化を知り日本と比較する
    • 金融機関やカード会社によるゲスト講義で新規ビジネスや将来性について学ぶ
  • 地域と流通

    百貨店やファッションビル、ブティックやカフェの色とりどりのショーウィンドウは、都市の魅力です。地域における流通の現状と役割、まちづくり、都市の魅力と流通などについて、地域で活躍する企業や商店街とともに考えます。

    主な内容
    • 全国同一の業態をとる企業、地域特化型の企業との違いを学ぶ
    • 百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなど、さまざまな業種の流通業態の特性を理解する
    • 熊本の小売業界から実務者を招き、地域に根ざした小売と最新事情を学ぶ
    • 熊本から全国展開する企業等のゲスト講義で地域貢献・人材育成などについて学ぶ

このほか、「ものづくり経営学」や「事業承継論」などの科目も充実しています。

ものづくり経営学

日本の製造企業が抱える課題、企業組織のマネジメント、経営戦略、技術開発などを幅広い視点から学び、「ものづくり」に関わる企業について理解を深めます。また、熊本県工業連合会加盟企業によるゲスト講義で、製造企業のダイナミックな経営戦略を学びます。

事業承継論

税法や会社法など法律やさまざまな制度の改正や最新事情を学び、地域経済の活性化との関わりを学びます。また、実際に会社を後継した経営者から体験事例を聞き、株式の活用や事業譲渡、会社分割など事例研究を行います。

「地域社会」がフィールド!学びの成果をビジネスで実践

商学部の学びで重視するのは、講義やゼミで得た知識を地域のなかで実践すること。マーケティングの知識をいかし企業や自治体と取り組む商品開発、情報スキル・ICTを活用したアプリ開発、さらには起業も。学びが即ビジネスにつながることを体感できるのが商学部の魅力です。

熊本初開催のTGCに参画飲食店とコラボメニューを開発

熊本初開催のTGCに参画飲食店とコラボメニューを開発

ホスピタリティ・マネジメント学科と地元飲食店がコラボし、熊本の食材 を使い健康志向で彩り、食べやすさにこだわったフィンガーフードを開発。
熊本で初開催された国内最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション 熊本 2019」で、出演モデルに提供するフィンガーメニューの開発を行いました。

地域活性化をめざし学生が高森町で起業

地域活性化をめざし学生が高森町で起業

阿蘇郡高森町で財政状況の聞き取り調査をおこなうなど、地域と連携した学びに力を入れている吉川晃史ゼミでは、町の魅力を掘り起こし、同町の特産品である「田楽」をいかした商品開発やプロモーション活動に取り組んでいます。2016年8月には熊本県の「中山間地域サポート推進事業」に採用され、高森田楽保存会の協力のもと、田楽文化を子どもたちに伝えようと、野菜が登場する絵本「でんがくんたんじょう」を制作。地域の幼稚園や小学校にも配布するなどの活動も行っています。
また、熊本地震で観光客が減少した町を活性化させたいと、観光まちづくりを推進する企業やつるのこいも生産者、田楽店舗、同町のレストランを運営するシェフと協同で通信販売や持ち帰りに向けた商品開発にも取り組みました。2017年3月には、活動の延長として学生3名が株式会社NUMA(ヌーマ)を設立。下年次の学生が活動を引き継ぎ、今後さらなる発展が期待されています。

活動の動き

活動の動き

山崎製パン・ローソンとの商品開発

山崎製パン・ローソンとの商品開発

「日本の流通とマーケティング」を研究テーマとする吉川勝広ゼミでは、商品の生産から消費に至る市場の流れを実践を通して学ぶことを目的に、企業とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。
2016年には、山崎製パン株式会社、株式会社ローソンと共同企画した新製品「メロンパンサンド(熊本県産晩白柚のペースト入りジャム)熊本県産小麦粉使用」が期間限定で、九州エリアのコンビニエンスストア ローソンで発売されました。
商品は、消費動向を意識し、味、食べやすさ、パッケージのデザインに至るまで試行錯誤を繰り返し、学生がアイディアをブラッシュアップ。熊本県産の原材料にこだわったパンには、熊本地震からの復興への想いが込められ、多くの方に好評をいただきました。