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2023.11.14 全学科
商学部「地域とスポーツビジネス」で火の国サラマンダーズの神田代表取締役社長がゲスト講義

 10月30日(月)、商学科の課題解決型学習である「地域とスポーツビジネス」(担当:池上恭子教授、角田幸太郎非常勤講師)で、熊本県のプロ野球チーム「火の国サラマンダーズ」の神田康範代表取締役社長がゲスト講義を行い、約30名の学生が聴講しました。
 神田氏は、元プロサッカー選手本田圭佑氏のマネージャーを務め、本田氏が買収したオーストリアのサッカークラブの社長に抜擢された経歴を紹介。日本人監督の採用や、日本人タレントの起用、日本の大企業からのスポンサー獲得などの改革を行い、オーストリアのリーグで2部昇格を果たした一方で、チケット購入数やファンクラブ数が減少した経緯に触れ、「長年少額だけどサポートしてくれていた地元のスポンサーを軽視したり、強ければ喜ばれると勘違いしたりして、改革を必ずしも好まない田舎町でいきがって改革を進めてきたのが失敗だった」と振り返りました。
 また、プロバスケットボールチーム「ライジングゼファーフクオカ」の社長を務めたときの経験についても言及。スポンサー契約内容の一新、取締役体制の整備などの改革を行い、クラブの売り上げを約3倍に増やしてB1昇格を果たしながらも、選手の強化のみに投資してきた体制は変えることができず、資金難になった過去を振り返り、「スポーツクラブは誰かのものであってはいけない公共財。スポーツには人を元気にする力がある。生涯にわたってスポーツを仕事にすることで、スポーツで恩返しをしていきたい」と語りました。
 最後に、「これまでの失敗をいかして、現在火の国サラマンダーズを運営している」と述べ、ワンオーナー制ではなく複数オーナー制を採用したり、地域貢献活動を年に100回以上行ったりするなど、地域に広く愛されるチームであり続けるための施策を紹介しました。
 講義終了後には、質疑応答の時間が設けられ、学生からは、「資金難の時の家族の反応は?」「失敗しても立ち上がるメンタルの保ち方は?」「次の目標は?」など多くの質問が寄せられました。