サイバー防犯ボランティアの活動を行う商学部経営学科・堤豊ゼミの学生に、11月22日(水)、警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課から感謝状が贈られました。
これは、インターネット上の違法・有害情報をパトロールし、警察に通報する「サイバーパトロール」活動を通じて、コミュニティサイト上における児童被害防止に貢献したことが評価されたもの。今年8月から10月にかけ、全国でのべ204名の大学生が参加した児童被害防止対策のサイバーパトロールでは、サイトを通じて3,669件の通報があり、その後、削除などの対応が取られたのは1,062件に上ります。
警察庁本部庁舎(東京都千代田区)で行われた贈呈式には、サイバー防犯ボランティアとして活動する全国9県・15大学の学生代表が集結。本学からは4年生のゼミ生14名を代表して草場一朗さん(熊本国府高等学校出身)と宗雲大樹さん(勇志国際高等学校出身)が出席し、今村剛警視長から感謝状を受け取りました。また、活動報告として、県内の小・中学校の児童を対象に行っている犯罪被害防止のための講話や、熊本地震後にインターネット上に溢れたデマ情報の通報に関する取り組みなどを発表しました。
堤ゼミでは、熊本県情報セキュリティ推進協議会、熊本県警と協力して2011年にボランティアを開始し、2014年からは熊本県警察本部サイバー犯罪対策課の委嘱を受けて活動を続けています。2015年には熊本県警・情報セキュリティ推進協議会・県内大学の3つの組織で「熊本サイバースリー(KC3)」を結成し、連携を強化。今年11月には公益社団法人「小さな親切」運動本部から、「小さな親切」を行った団体・個人に贈られる実行章を受章しました。ゼミを指導する堤教授は、警察庁生活安全局長が主催するサイバー犯罪に関する有識者会議「平成28年度総合セキュリティ対策会議」の委員の委嘱を受け、12月からサイバー犯罪に係る官民連携の推進に協力します。
また、同ゼミでは学びを地域に還元しようと、2015年から毎年1月に地域の方を対象にスマートフォン講座を開催しており、今年度は2017年1月21日(土)の実施を予定しています。詳細は後日、ホームページ等でご案内します。