実践的な知識や交渉力・分析力を持つ「品格あるマーケティングパーソン」をめざす商学専攻では、「流通系」「金融系」「会計系」科目を重点的に学びます。これらを通じて、商品開発・企画・広告・営業・販売など幅広い職種において必要となるマーケティングの関連知識を学ぶほか、銀行・保険・証券などの金融機関、顧客の経営戦略に踏み込んだ提案型営業などに必要な専門知識を修得します。コンビニやネット通販など多様な切り口から消費に関する分析を行い、実在するマーケティングの課題に取り組むゼミもあります。
熊本県/八代高等学校出身
吉川ゼミで、飲料メーカーが災害被災地の特産品を使った商品開発で、地域の活性化に貢献している事例を聞き、利益追求と社会貢献が両立できることに驚きました。また、ゼミ内での事例発表では、発表した内容に対して他のゼミ生から質問を受けますが、自分では気づかなかった点に気づくことができるなど、大学での学びは、日々発見があり充実しています。先生の的確なアドバイスにより、マーケティングの知識がより深まっていくことを実感しています。
ゼミテーマ | |
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林 ゼミ | 生活リスクと保険商品の研究 |
吉川ゼミ | 日本独自の流通とマーケティング |
出家ゼミ | 現代流通・商業の理論と仕組み |
河田ゼミ | マーケティング・マネジメントと消費者行動研究 |
北島ゼミ | 株式投資と企業分析を学ぶ |
畠山ゼミ | 流通・まちづくりの理論と実践的マーケティング技法 |
水野ゼミ | 実際の企業から学ぶ管理会計の事例研究 |
吉永ゼミ | 財務諸表の分析による企業活動へのアプローチ |
※ 年度により変更になる場合があります。
地域の企業が抱える課題の解決や、業績向上につながる新製品・サービスの開発などを「商学」の視点から考えるカリキュラムが2019年度よりスタート。地元企業やプロスポーツチームによるゲスト講義や、フィールドワーク・課題解決型学習(PBL)でビジネスに直結した学びが得られます。
熊本を本拠地に活動するサッカーやバスケットボールのクラブチーム。地元の応援を受け活躍が期待されていますが、地方のクラブチームは運営に関する課題を多く抱えています。その課題を解決し、チームの発展とともに地域の活性化を考えます。
熊本は気候風土にも恵まれ、農産物が豊かです。ブランド化や加工品の製造、体験型の販売や観光などと結びつけた6次化の取り組みも盛んです。また、海外に展開している外食産業やメーカーもあります。熊本の「食」を商学の視点から考えます。
地域経済において、金融機関は大きな役割を果たしています。金融機関が地域に密着してどのような活動を行っているか、新しいICTをどのように活用しているか、どのような社会貢献活動をしているかなど、多様な活動について学びます。
百貨店やファッションビル、ブティックやカフェなど、購買意欲を高めるショーウィンドウは、都市を形づくる魅力の一つです。地域における流通の現状と役割、まちづくり、魅力づけと流通など、地域で活躍する企業や商店街とともに考えます。
日本の製造企業が抱える課題、企業組織のマネジメント、経営戦略、技術開発などを幅広い視点から学びます。熊本県工業連合会加盟企業によるゲスト講義もあり、製造企業の生の声を聞くことができます。
税法や会社法など法律やさまざまな制度の改正や最新事情を学び、地域経済の活性化との関わりを考えます。実際に会社を後継した経営者から体験事例を聞き、事例研究を行います。
ICT(情報通信技術)の進歩と利用拡大によって変わるビジネス形態の最新事情を学び、中小企業におけるICT活用に関する現状と課題、今後の展望について考えます。さらに、大学で修得すべきICTの能力について学びます。