学科DATA 学生数:1,062名
(男子:68%/女子:32%)
教員数:27名
商学部で学ぶマーケティングは、あらゆる業種で求められる学問です。
また、簿記や情報処理などの実務能力、さらに組織やチームの成果を上げるためのマネジメント思考を学ぶことで、
民間企業、国や自治体など幅広いフィールドで活躍できる人材を育てます。
組織におけるヒト・モノ・カネ・情報の活用を知る「流通・マーケティング」、「金融」、「経営管理」、「簿記会計」とそれらに関連する「民法・商法」、そして「情報処理」を体系的に学びます。私たちの生活に身近な消費から企業経営、金融、流通など幅広い知識を身につけ、社会に貢献する人材を育成します。
企業や自治体と連携して取り組む、多くの「プロジェクト型演習」があります。地域と直結した学び「くまもと未来創造科目」をはじめ、フィールドワーク(市場調査)をもとに行う商品開発や、集客力を高める企画などの実践の機会も豊富。ビジネスに必要な「売れるしくみ」を考える力が身につきます。
「将来の夢は独立して起業」「親の事業を承継する」という人に対応するため、マネジメント力を磨く多様な学びを用意。企業経営者から直接話を聞く機会もあり、組織統括力やビジネスセンスを養います。また、公認会計士・税理士といった会計のプロをめざす「会計専門職コース」もあります。
1年次で商学・経営学の基礎を学びながら、専攻をじっくり考え選ぶことができます。専攻を念頭に学修するため、早い段階から学びに対する興味・関心に気づきやすくなるのもメリットの一つです。
地域の企業が抱える課題の解決や、業績向上につながる新製品・サービスの開発などを「商学」の視点から考えるカリキュラムが2019年度よりスタート。地元企業やプロスポーツチームによるゲスト講義や、フィールドワーク・課題解決型学習(PBL)でビジネスに直結した学びが得られます。
熊本県/秀岳館高等学校出身
スポーツを通じた地域活性化を考えることで、課題解決力の向上やビジネスフレームワーク等の習得ができると思い「地域とスポーツビジネス」を履修。私は、地域の交通問題に対して、スポーツチームと一緒に何ができるかという課題にチャレンジしました。「公共交通機関の人混みの解消」について注目し、スポーツチームとバス会社が提携しているバスの有効活用について提案ができたことは、地域のことを真剣に考えるよい経験になりました。
熊本を本拠地に活動するサッカーやバスケットボールのクラブチーム。地元の応援を受け活躍が期待されていますが、地方のクラブチームは運営に関する課題を多く抱えています。その課題を解決し、チームの発展とともに地域の活性化を考えます。
熊本は気候風土に恵まれ、農産物が豊かです。ブランド化や加工品の製造、体験型の販売や観光などと結びつけた6次化の取り組みも盛んです。また、海外に展開している外食産業やメーカーもあります。熊本の「食」を商学の視点から考えます。
地域経済において、金融機関は大きな役割を果たしています。金融機関が地域に密着してどのような活動を行っているか、新しいICTをどのように活用しているか、どのような社会貢献活動をしているかなど、多様な活動について学びます。
百貨店やファッションビル、ブティックやカフェなど、購買意欲を高めるショーウィンドウは、都市を形づくる魅力の一つです。地域における流通の現状と役割、まちづくり、魅力づけと流通など、地域で活躍する企業や商店街とともに考えます。
日本の製造企業が抱える課題、企業組織のマネジメント、経営戦略、技術開発などを幅広い視点から学びます。熊本県工業連合会加盟企業によるゲスト講義もあり、製造企業の生の声を聞くことができます。
税法や会社法など法律やさまざまな制度の改正や最新事情を学び、地域経済の活性化との関わりを考えます。実際に会社を後継した経営者から体験事例を聞き、事例研究を行います。
ICT(情報通信技術)の進歩と利用拡大によって変わるビジネス形態の最新事情を学び、中小企業におけるICT活用に関する現状と課題、今後の展望について考えます。さらに、大学で修得すべきICTの能力について学びます。
商学科独自の入門科目で、流通、金融、経営、簿記、会計、情報処理の基本を修得します。興味・関心から自分にあった学びが見つかるので、2年次からの専攻の選択に役立ちます。
大学での学びに必要な能力を身につけるための、基礎的トレーニングを行う演習(ゼミ)です。グループワークや体験学習を通し、自分で課題を発見して解決に取り組む「アクティブ・ラーニング」を取り入れています。
「全国同⼀業態で展開される流通」「地域に特化した流通」という2つの業態を学び、地域におけるさまざまな流通業態、特に熊本における流通の特徴について理解を深めていきます。
公認会計⼠試験や税理⼠試験などの国家試験を受験するための基礎知識の習得を目的に、⽇商簿記1級レベルの⼯業簿記・原価計算を学修。企業経営と会計の関係について理解を深めます。
コンピュータやソフトウェアの仕組み、ネットワークの概要について学び、コンピュータの分解・組み立てと基本ソフトウェアのインストール作業を確認することで、コンピュータに関する知識の習得を図ります。
外国人観光客の増加などで重要性が高まる交通分野について、理論をベースに歴史的な流れや産業構造、サービス、環境への対応などを学びます。企業活動の視点からも考えることで、幅広い知識の修得をめざします。
金融の時事問題を理解し、それらを歴史や理論と関連付けて考察できる力を養います。金融機関からゲスト講師を招くほか、スマートフォンの検索機能や新聞などを活用した対話型の授業を通して理解を深めます。
中小企業に関する学術的・政策的・歴史的な議論を紐解きながら、現代における中小企業を体系的・総合的に理解します。現役の中小企業経営者によるゲスト講義なども取り入れています。
ゼミでは小売の業態とマーケティング戦略の理論的な知識を学びます。その後、興味のある企業の特徴を詳しく研究し、その内容をプレゼンすることで、商品やサービスの価値を売り出すための視点がどこにあるかを明らかにします。質疑応答に備える過程で自身の理解度を再認識し、さらに先生から設定したテーマに対するフィードバックで詳しい説明があるので、企業の商品の企画にどんな背景があったのかを学ぶことができます。
商学は身近にある経済活動が研究の対象です。例えば、人それぞれ行きたくなるコンビニが違うのは、各社のマーケティングの捉え方が異なるから。それを学問的にどう考えるのかを学びます。日本には独自の手法を取り入れ、時代の変化に応じた柔軟なマーケティングがあります。それらについて実態調査を通して理論とどのように異なるのかを知り、よりよい売り出し方がないかを追究していきます。
※ このほか、放送大学・熊本大学・熊本県立大学との単位互換科目や、教職課程に関する科目などがあります。
ゼミテーマ | |
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伊津野ゼミ | 交通産業の成長戦略 |
林ゼミ | 生活リスクと保険商品の研究 |
安田ゼミ | 情報化時代における金融情報の有効的な活用 |
吉川ゼミ | 日本独自の流通とマーケティング |
出家ゼミ | 現代流通・商業の理論と仕組み |
河田ゼミ | マーケティング・マネジメントと消費者行動研究 |
北島ゼミ | 株式投資と企業分析を学ぶ |
吉永ゼミ | 財務諸表の分析による企業活動へのアプローチ |
※ 年度により変更になる場合があります。
ゼミテーマ | |
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池上ゼミ | 決算書で読み解く企業経営 |
今村ゼミ | 現代日本の労務管理:雇われて働くということ |
城戸ゼミ | 会社法の考え方の理解 |
喬ゼミ | 企業経営の組織と戦略 |
小谷ゼミ | 企業分析と株式投資 |
堤ゼミ | マルチメディアプログラミングとコンピューター活用 |
得重ゼミ | ソフトウェア開発 |
小笠原ゼミ | 財務諸表分析を通じた企業経営の理解 |
松尾ゼミ | 実際の企業事例から学ぶ組織マネジメントの実践と理論 |
※ 年度により変更になる場合があります。
高校時代からマーケティングに興味があり本学科へ。「中小企業論 I」では、日本の企業の99%を占めると言われる中小企業のビジネスモデルやイノベーション、中小企業特有の金融環境など幅広く学ぶことができます。将来、商品開発などに関わりたい私にとって、多くの企業事例を知ることで体系的な理解につながっています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | 経営史Ⅰ | 財務管理論Ⅰ | 日本経営史Ⅰ | ||
2 | 金融論Ⅰ | 保険論Ⅰ | |||
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4 | 中小企業論Ⅰ | 労務管理論Ⅰ | 応用演習Ⅰ | ||
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5 | 国際 マーケティング論Ⅰ |
不動産業を営む父の影響で、“目の前に形としてないもの”を自らの力で販売する不動産業界に魅力を感じていました。不動産を扱うということは、街全体をどう活性化させていくかという「地域づくり」にも関わるということです。3・4年次にはゼミで大学近くの「子飼商店街」での活性化活動に取り組み、また授業外の時間を有効活用し、宅地建物取引士とファイナンシャル・プランニング技能検定2級を取得しました。これから、お客様の人生や地域の未来を左右する仕事に就きます。日々知識と経験の習得、人間力向上の姿勢を忘れずに取り組んでいきたいです。