学科DATA 学生数:1,070名
(男子:67%/女子:33%)
教員数:26名
商学部で学ぶマーケティングは、あらゆる業種で求められる学問です。
また、簿記や情報処理などの実務能力、さらに組織やチームの成果を上げるためのマネジメント思考を学ぶことで、
民間企業、国や自治体など幅広いフィールドで活躍できる人材を育てます。
マーケティングや情報技術などを学び、営業・企画立案を得意とする人材をめざす「流通・情報専攻」と、マネジメントや金融など経営者に必要な視点を学ぶ「経営・金融専攻」のいずれかを2年次に選択。就きたい仕事に直結した学びを深めることができます。
起業、新規事業創設、第二創業など「事業の創造」をテーマとした新しい科目群を設置。学外の幅広い専門家と連携した科目構成により、視野の広いアントレプレナーシップ(起業家精神)を持った人材を育成するとともに、実社会でいかせる知識を身につけます。
公認会計士・税理士といった会計のプロをめざす「会計専門職コース」があり、多くの卒業生が会計分野で活躍しています。組織統括力やビジネスセンスなどの商学科の学びに加え、企業経営をするうえで必要となる会計の知識を深めます。
1年次で商学・経営学の基礎を学びながら、専攻をじっくり考え選ぶことができます。専攻を念頭に学修するため、早い段階から学びに対する興味・関心に気づきやすくなるのもメリットの一つです。また、1〜4年次までの演習科目は少人数で行われ、きめ細かな指導を受けることができます。
地域と企業は密接な関係にあります。地域に根ざした企業が抱える課題が何かを考え、その解決策を学ぶのが「くまもと未来創造科目」です。
地元企業のゲスト講義や課題解決型学習(PBL)を通して、ビジネスのみならず地域の発展についても学んでいきます。
熊本県/人吉高等学校出身
「地域とスポーツビジネス」は、さまざまなゲスト講義を通じて、熊本で活躍しているプロスポーツチームの代表から話を聞くことができます。スポーツスタジアムがある地域が活性化するためには、スタジアムがもたらす波及効果や新たな産業集積の創出が重要であることなど、試合をするだけではない地域貢献の視点を学びました。ビジネスに直結する知識を座学とフィードワークを通して学ぶことのできる本学ならではの科目です。
※ このほか、放送大学・熊本大学・熊本県立大学との単位互換科目や、教職課程に関する科目などがあります。
商学科独自の入門科目で、流通、金融、経営、簿記、会計、情報処理の基本を修得します。興味・関心から自分にあった学びが見つかるので、2年次からの専攻の選択に役立ちます。
大学での学びに必要な能力を身につけるための、基礎的トレーニングを行う演習(ゼミ)です。グループワークや体験学習を通し、自分で課題を発見して解決に取り組む「アクティブ・ラーニング」を取り入れています。
「全国同⼀業態で展開される流通」「地域に特化した流通」という2つの業態を学び、地域におけるさまざまな流通業態、特に熊本における流通の特徴について理解を深めていきます。
超スマート社会への移行に伴い、必要性が高まっているプログラミング技術を基礎から学修し、小規模なプログラムの作成を行います。プログラム作成を通して、論理的な思考力の涵養を図ります。
日商簿記検定2級・3級で出題される論点について単元ごとに解説。問題を「解く力」を高め「なぜそうした記帳をするのか」「求めた数値は何を意味するのか」といった簿記の基本的理解を深めます。
流通活動の適正化を図るために取り組まれる現在の、さらには今後の日本の流通政策について、都市計画をはじめとする都市法分野の諸政策との関連に対する理解を深めます。
外国人観光客の増加などで重要性が高まる交通分野について、理論をベースに歴史的な流れや産業構造、サービス、環境への対応などを学びます。企業活動の視点からも考えることで、幅広い知識の修得をめざします。
日本企業の99%を占める中小企業について学びます。中小企業の事例を紹介しながら、創業から廃業に至るライフサイクル、中小企業特有の金融環境、戦後からの中小企業を取り巻く環境の変遷などを学修します。
ゼミテーマ | |
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得重ゼミ | ソフトウェア開発 |
吉川ゼミ | 日本独自の流通とマーケティング |
河田ゼミ | マーケティング・マネジメントと消費者行動研究 |
畠山ゼミ | 流通・まちづくりの理論と実践的マーケティング技法 |
水野ゼミ | 実際の企業から学ぶ管理会計の事例研究 |
須﨑ゼミ | 統計学の手法とそのしくみを学ぶ |
吉永ゼミ | 財務諸表の分析による企業活動へのアプローチ |
※ 年度により変更になる場合があります。
ゼミテーマ | |
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池上ゼミ | 決算書で読み解く企業経営 |
今村ゼミ | 現代日本の労務管理:雇われて働くということ |
小谷ゼミ | 決算書の作成と利用法を学ぶ |
林 ゼミ | 生活リスクと保険商品の研究 |
春田ゼミ | 企業から見た労働法と労働者から見た労働法 |
足立ゼミ | 中小・ベンチャー企業の経営を学ぶ |
北島ゼミ | 株式投資と企業分析を学ぶ |
新改ゼミ | 企業戦略の実行手段とアントレプレナーシップの研究 |
松下ゼミ | 金融・経済における銀行の役割と意義 |
※ 年度により変更になる場合があります。
マーケティングや消費者行動についてもっと深く学びたいと思い河田ゼミへ。先生のユーモアあふれるお話が楽しく、ゼミ内はとても活発で雰囲気が良いです。地域の魅力を発信するフィールドワークでは、Z世代には何がヒットするかを考え、SNSで検索されやすい「食」に着目。自分たちで地元のカフェを取材して、その魅力をInstagramで発信しています。今年度はお祭りに出店するなどのフィールドワークも計画しており、より実践的な学びができそうです。
フィールドワークでは「視点が変われば、価値が生まれる」をテーマに、水前寺地域の魅力をSNSで発信しています。地域の人たちが気に留めていない古い建物も、学生にとっては“エモい”風景に映ります。「マーケティング・リフレーム」と呼ばれるこうした視点の切り替えは、地域の潜在的な価値を掘り起こすことができます。皆さんにはジャズセッションのように多面的な視点、多様な価値観に触れ、研究のおもしろさを感じてもらいたいですね。
「経営組織論」では、組織を構成するさまざまな「人」に着目し、組織の問題点からその解決法を学びます。リーダーとしてのマネジメントはもちろん、メンタル面でのサポートなど実例を参考に理解を深めます。将来は銀行員になりたいので、「金融論」での金融機関のしくみや専門用語などは、就活に役立ちそうです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | 文化人類学I | 経営組織論I | 流通システム論I | ||
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2 | 経営史I | 経営学入門 | |||
3 | 部落解放論I | 地域と流通 | 金融論I | ||
4 | 発展簿記I | 生物学I | 経営管理論I | ||
5 | 財務会計論 |
祖父が酒屋を営んでいたため幼少期から商売を身近に感じており、商業について深く学んでみたいと思い、商学科を選びました。吉川ゼミでは、中小企業の方と実際に打ち合わせを重ねながら販売促進の方法を考え、提案するという経験もできました。また、1年次の春休みに鉄道で日本列島を縦断した経験は、私らしいエピソードとして就活にも役立ちました。鉄道に関わる仕事に就くことが幼いころからの夢だったので、まずは働くことを楽しみ、私自身が成長することで会社が掲げる「鉄道を通して九州の元気をつくる」ことに貢献したいです。