本学の前身、熊本商科大学の発足時から長い伝統を支えてきた会計分野。多くの卒業生がこの分野の専門職として熊本をはじめ全国各地で活躍しています。本コースは、公認会計士や税理士をめざす人たちの強いニーズに応えて設けられ、効率的に配置されたプログラムのもとで実力を身につけることができるコースです。卒業後は、九州で唯一の本学会計専門職大学院への道も用意されています。
医師、弁護士とともに三大国家資格といわれる「公認会計士」と税務のスペシャリストである「税理士」。本コースの学生を中心に、商学科から多くの合格者を出しています。
本コースでは会計初心者を見据えたプログラムを用意しており、高校までに簿記などを学んだことがない人でも安心です。
また簿記の学習経験がある人は、課外講座を同時に受講することで、資格試験の合格を確実なものにします。
会計専門職コースでは、検定試験合格をより確実なものとするために、通常授業に加えて行う特別授業として「サブゼミ」があります。また、資格取得の実績が高い専門学校と提携して公認会計士や税理士試験対策の課外講座を設けており、成績優秀者向けには受講料の支援を行っています。
多くの卒業生が会計・税務の業界に進んでおり、ビジネスの最前線で活躍しています。また、本学の大学院には会計のプロをめざす「会計専門職研究科」があり、さらに学びを深めることができます。本コースでは、これらのネットワークをいかして、特別講義、勉強会やインターンシップなどを実施。学生を強力にバックアップしています。
本コースの学生を対象に、監査法人や税理士事務所でのインターンシップを実施しています。受講生にとって、会計・税務の現場を見ることができる貴重な就業体験の場となっています(2021年度はオンラインで実施)。マナー講座などの事前研修も行い、会計のプロのリアルを体験します。
尊敬する祖父母が繋いできた農業を継ごうと決意し、販路・流通まで手がける農業経営をめざすため、両親のすすめもあり、経営・会計を学ぶ本学科へ。高校で学習してきた簿記をさらに高いレベルで学べる本コースは、とても魅力的でした。なかでも「財務管理論」は、会計系の知識を基礎から学べる講義です。商業高校出身のため、ある程度知識はありますが、より掘り下げた学びができます。何のために勉強しているのかを常に意識して、なりたい未来をイメージしておくと、より勉強が楽しくなると思います。
簿記を学びたいという漠然とした思いから進学を決めましたが、本コースのおかげでめざす道が明確になりました。普通高校出身で何も知識がない状態からのスタートでしたが、教授陣の丁寧な指導も心強く、基礎から詳しく理解することができています。好きな講義は「管理会計論」。企業の事例を見ることで、管理会計のしくみをより理解することができました。将来は、経営者の悩みをサポートできる税理士になりたいです。
私が会計専門職コースに入ったのは、将来的に専門的知識を活かせる職に就きたいと思っていたことと、中高生の頃から会計という分野に興味があったからです。
会計専門職コースに入ってからは、周りの仲間の志が高く、自分もそれに感化されて勉学に励むようになりました。税理士試験を受けるうえで、税理士や会計士志望の仲間がいると、モチベーションが高まりますし、様々なことについて語り合うこともできます。会計専門職コースに所属することで、とても良い環境に身を置くことができました。初めての挑戦で科目合格を手にすることができたのも、そういった環境によるところが大きいと思っています。税理士試験の合格には、長期間にわたる忍耐力が非常に重要です。モチベーションを維持できる環境は合格のための重要な要因であると考えています。
現在は本学の大学院会計専門職研究科に飛び級入学し、税法・会計学を体系的に学んでいます。また残り科目の試験勉強も並行して進めており、大学院と試験勉強を両立させるために、時間のほとんどを勉強に費やすという充実した毎日を送っています。
卒業後は都心部で多くの業務に従事することで、自分の武器を磨いていきたいです。
高校生のとき、父の勧めもあり日商簿記検定の3級を取得しました。そのことがきっかけで、簿記や会計に興味を持つようになり、熊本学園大学の会計専門職コースに進みました。
会計専門職コースでは、通常の講義に加えて、サブセミや課外講座も受講できるので、仲間もつくりやすく、お互いに土気を高め合ったり、情報共有したりしながら、勉学に励むことができます。しかし、試験勉強は自分との戦いという孤独な側面もあります。私自身、日商薄記検定の試験や税理士試験にチャレンジするなかで、自分自身の弱さのため挫折したこともありました。けれども、「If you can dream it, you can do it.」という言葉を胸に、なりたい自分を想像し、自分を鼓舞することで、意識を変えることかでき、合格という目標を達成できたと感じています。何事にも共通していると思いますが、決してあきらめないことが大事だと、今回の簿記論合格にあたって改めて感じました。
資格を取得することはゴールではなく通過点に過ぎませんが、早くスタートラインに立てるように努力したいと思います。現在は税理土試験の科目合格を目指して勉強に励んでおり、卒業後は本学の大学院会計専門職研究科に進学する予定です。