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2016.07.22 商学科
銀行論で熊本県信用保証協会のゲスト講義がありました

 7月20日(水)、商学部商学科の坂本正教授の「銀行論」の授業で、熊本県信用保証協会より講師を迎え、ゲスト講義がありました。テーマは「信用保証制度の役割と取り組み」で、総務部企画課長の米満慎吾氏が、信用保証協会の役割と中小企業の現状、地域活性化に向けた取り組みについて話をしました。

 米満氏は「信用保証協会は、中小企業が金融機関から借入をする際、公的な保証人となることで資金調達の円滑化を図る公的機関。全国に47都道府県と4市の51協会ある。大企業が株式や社債の発行、グループ会社の支援など、多様な資金調達手段を持つのに対し、中小企業は親族や金融機関からの借入が主体。地域経済活性化のためにも融資を受けやすい制度やしくみが必要で、熊本は関係機関の連携のもと、全国に先駆け中小企業の再生支援を行うネットワークを立ち上げており、全国のモデルケースになっている。熊本地震でも被災企業の復旧・復興に取り組んでいる」と話しました。

 その後、本学OBで経営支援部経営支援第1課長の福味良介氏(H8年 経済学部国際経済学科卒)が、「我が国の開業率は欧米の半分程度で、国は欧米並みの10%を目指している。協会では創業時だけでなく、開業から3年間事業継続の支援を行っている」と現状や取り組みについて説明しました。

 坂本教授は、「これだけ網羅した話を銀行論で聴講できるのは貴重。県内の金融はじめ、関係機関が連携して中小企業を支援するネットワーク(熊本県中小企業経営支援連携会議)の設立は、学長時代に私が提案したこと。全国のモデルケースとなり、本学付属の産業経営研究所でも論文発表を行った。銀行論・金融論は夢を語るものではなく、そのためには組織・資金・ネットワークが必要。これから社会に出るみなさんは、世の中には仕組みが必要であることを理解して欲しい」と結びました。

 将来は金融機関への就職を希望し、簿記の勉強に励んでいる商学部商学科3年の藤永淳志さんは、「信用保証協会の存在や役割について知るよい機会となり、将来の選択肢が広がった。金融機関の一つとして企業研究を進めたい」と話しました。